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西洋料理といえば日光 ”明治の館”

Posted by これトチ! : 2012年3月27日


みなさんこんにちは、これトチ!です。 

今回お世話になったのは、日光二社一寺に程近い『西洋料理 明治の館』さん。 

日光では超有名所ですから、皆さんご存知かとは思いますが、明治の館さんは、蓄音機を初めて日本に紹介したアメリカの貿易商F.W.ホーン氏が、明治末期に別荘として建造したのがこちらの館なのですよ。

建物は2006年に国登録有形文化財に登録されているんです。

創業は昭和52年、当初は,「日光金谷ホテル」前に位置する「みはし」(昭和48年創業)で営業を行っていたそうですが、縁あってこの建物で営業することとなり、明治時代に由来し、その頃の洋食を中心にメニューを構成、今に至っているのだそうです。

洋食はいわゆるフレンチとは違い、日本人に合わせた料理のことをいい、本来は西洋料理ではなく西洋風和食なのだそうです。その証拠として全ての料理がご飯のおかずという発想になると思っていた方がいいとのことです。

そんなレストランのコンセプトは、「明治時代に西洋館として建てたもの、その時代から脈々と今に伝わる洋食を多くの方々に味わっていただきたい。」その志は従業員全員に浸透しているそうです。

そんな「明治の館」で味わう自慢の西洋料理を戴いてみます

日光舞たけの鉄板焼

こだわり抜いた”日光舞たけ”のバター焼きですが、これが単なるバターソテーではありません。素材自体が素晴らしく、その味をダイレクトに味わって戴きたい故、調理方法は至ってシンプル。舞茸をバターでソテーし醤油で味付けをするのみ。しかしこの舞茸の美味しさに驚きを隠せません。軸の歯応え、香りが市販の舞茸とは全く違います。

この舞茸、実は『明治の館』さんが栽培も手掛けているそうで、独自の製法により出荷前に太陽に充分当てたり、水分を蒸発させることで、軸を太く香りも芳醇な逸品に仕上げているそうです。

この料理を食べる為だけでも、充分に行く価値あり!おそらく、日本一の舞茸です。

湯波と干瓢のサラダ

日光の湯波は全国的にも有名ですが、実は干瓢の生産量も全国NO.1の栃木県。その特産物を惜しげもなく使用した料理がこれ!湯波と干瓢で、その他の野菜を太巻風に巻き上げ、和風のドレッシングを掛けて戴きます。

この料理で使用する湯波は「日光湯波 ふじや」の極上湯波を使用。繊細な湯波と干瓢の食感、和風ドレッシングとのバランスも実によく、コクがありながらもサッパリとした味わい。彩りもよく目にも鮮やかな一品です。

生湯波と八汐鱒のスモーク

栃木県名産”八汐鱒”と、日光2大湯波の老舗「海老屋長造」の生湯波を使用した料理。八汐鱒のスモークと生湯波に、アボガドと山葵から作ったソースを載せながらいただくオードブル。スモークされた八汐鱒は、仄かにチップの香りを纏いながらも癖がなく、湯波とソースを載せていただくと実に爽やかな料理に仕上がっています。

一見、和風っぽい味ながら”洋食屋さん”の型に嵌まらない特色を充分に出ている料理と言えるでしょう。

 タンシチュー

びっくりするほど柔らかい!。その秘密は七輪と練炭で、コトコトと数時間煮込むのだそうです。しかし、その製法は判っていてやったのではなく、そのやり方で調理してみたら偶然このようなタンシチューに仕上がった、正に偶然の産物だそうです。それが理由で日光のガス屋さんは、今でも『明治の館』さんのために”練炭”を仕入れているのだとか。。。

そんなこだわりの”タンシチュー”は、箸で切れるほど柔らかく艶々のデミグラスソースを纏ったその姿は、まさに洋食の王道、濃厚ソースは野菜の旨みも凝縮され絶品そのものです。

特撰とちぎ和牛サーロイン(200g)

”とちぎ和牛”の条件とは、①栃木県産の黒毛和牛であること、②栃木JAが開発した餌を食べさせること、③その中で霜降りの具合がA4等級以上であること、その3つの条件をクリアしたものだけが”とちぎ和牛”というブランドを掲げることが出来るのだそうです。

今回戴いたものは、厳選された”とちぎ和牛”の中でも最高級のサーロイン。かなり霜降りで口に入れた瞬間に溶けてしまいます。脂身が甘く美味い!それ以外に言葉が見つからないほどの絶品です。

さてさて、ここからは明治の館さんのもう一つのお楽しみ、お薦め“スイーツ”をご紹介します。

チョコロール

周りのチョコレートケーキは苦味が効いて大人の味。中の生クリームとの相性は抜群。ケーキ自体、小麦粉を使用していないため、口溶け感が素晴らしい。後味爽やかで口の中でべた付くことが一切ない秀逸なロールケーキ。ちなみに、これトチ!取材チームNの一押しスイーツです(笑)。

洋梨のタート

シロップに漬けた洋梨をタルトにしたケーキ。ホール自体もしっとりとして、こちらも甘さ控えめ。洋梨の香りが全体を包み込み素朴な中にも伝統がしっかりと染込んだ絶品のタルトです。

チーズケーキ(ニルバーナ=日瑠華)

創業当時から提供している「明治の館」さんの代表的なケーキ。

”ニルバーナ”という名称自体、輪王寺から付けていただいた名前。”ニルバーナ”の意味は、仏教用語で涅槃の意味。いわゆる「悟りの境地」なのだそうです。本来は別の意味があるのかもしれないが、「明治の館」さんとしては、食事の最後で「悟りに導くもの」、それに適った内容のケーキです。という意味で付けているそうです。

デンマークからチーズケーキに合う良質のチーズを輸入し当時の製法そのままに作っているとのこと。甘いものが苦手な方でも、戴けるほど甘さと酸味のバランスが絶妙で、甘いにもかかわらず甘さを余り感じさせないのが、パティシエの技。味の薄いもの同士で美味しいものは出来ないとのことでした。

近代日本と西洋文化が混然一体となり数々の遺産を生んだ明治時代。

時代が育んだ豊かな西洋料理をゆったりと楽しめる店、そんな「明治の館」さんで、優雅なる時間をお楽しみ下さい。

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《お店情報》

西洋料理 明治の館

住   所:日光市山内2339-1 TEL 0288-53-3751

営業時間:11:00~19:30 (11月23日~3月は11:30~19:30)

定休日 :年中無休

HP   :http://www.meiji-yakata.com/

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《推薦者情報》

明治の館さんを推薦していただいたのは、株式会社浅沼経営センターにお勤めの、Y・MさんとY・Tさんです

《Y・Mさんの推薦コメント》 

西洋館イメージに思いを膨らませるネーミング。日光という場所もいいですね。駅前と東照宮と霧降高原とにあり、それぞれにテーマがあるように思います。

私は明治の館・別館“游晏山房”がお気に入りです。大人の雰囲気・緑豊かな木立、いろは紅葉 アジサイ トクサ等々からの木漏れ日、季節により風情が変わり、のなかで、店内はシックで時代を思わせる調度品で統一され、少し隠れ屋敷的雰囲気。

そしてお食事は『オムライス』がお薦めです。

ここのオムライスは、ご飯を卵で包むのでなく、ご飯を卵で絡ませてあり(チャーハンみたいに)、真ん中に角切牛肉の頬肉が3個・ゴロっと入っており、デミグラスソースがかかっております。

お口直しに自家製?梅干し(程よい粒)が出るのもこれまた有難いものです。デザートはもちろん有名なチーズケーキもいただけます。

価格・それは大人価格?ですよ。

《Y・Tさんの推薦コメント》 

日光の輪王寺や東照宮の裏道にある明治の館を、初めて訪れたのは今から30年位前のことだ。木々の中にあるので、なんとも気持ちが落ち着きリラックスできる。

洒落た洋館の建物が、歴史を感じてすてきだ。内装も木を使っていて、気品が漂うまさに明治時代の洋館だ。

4,5年前のお正月に訪れた時は、初詣客がランチに来られたのか、満員の混雑だった。

日本人は、新しいもの好きの傾向があるが、やはり日光に行ったら「明治の館」と頭に浮かぶ。食事ももちろんだが、店内にはケーキなど(もちろん有名なニルバーナも)を販売する店舗もあるので、休憩でお茶するにもいい。

車でいろは坂を登り、奥日光を見学するのもよいが、この裏道を歩いて世界遺産の輪王寺、東照宮など角度を変えてハイキングしてみるのも、おもしろいと思う。これからの季節ぜひ行ってみたい。

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《取材情報》

取材日 2011年8月26日(金)

参加者 村上、内藤、門田見、松﨑

2件のフィードバック to “西洋料理といえば日光 ”明治の館””

  1. 原   京 said

    娘の友からのプレゼントでチーズケーキを頂きました。あまりの美味しさに、自分でも取り寄せて頂きました。贈り物を頂いた方には、お礼気持ちをこめて、チーズケーキをお送りしています。

  2. […] 山のレストランさんは、以前ご紹介しました「明治の館」さんの姉妹店ですが、明治の館さんは洋食料理をメインにしているのに対して、グリル中心の豪華で本格的な北米スタイルのオリジナルメニュー中心のお店です。 […]

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