みなさんこんにちは、これトチ!です。
JR宇都宮駅から北西方向へ田川沿いを歩くこと約15分。
大谷石造りの一見倉庫の様な外観の、和食レストラン『石の蔵』さんがありあす。
お話をお伺いしたのは、宇都宮市出身で不動産開発の会社も経営するオーナーの上野仁史さん。
お話によれば、上野氏は以前東京で流通業界に勤務されていたそうですが、30代半ばで生まれ故郷の宇都宮に戻り、こちらの大谷石の蔵の活用を任され、飲食店を展開することになったのだそうです。
宇都宮でないものは何か?と考えた結果、比較的20代、30代を対象とした洒落た店は当時も出来始めていたので、自分よりも年齢が上の方々に、しかも男女がイーブンであるようなジャンルは?と考え和食レストランを始めることに決めたのだそうです。
そんな上野氏のこだわりは、地産地消にこだわり、栃木県産の食材を選りすぐり、ここだけでしか食べられないような料理、空間を提供すること。
では先ず、お料理を頂戴いたします。
「海老原ファーム」炙り野菜
旬の野菜を、遠赤外線でしっかり焼き、木の芽とアンチョビソースを合わせました。このレストランで契約している下野市の「海老原ファーム」からその日に届く新鮮な野菜を、遠赤外線の直火でシンプルに炙っただけの料理ながら、素材の味を存分に楽しめる逸品です。
「海老原ファーム」フレッシュサラダ=エビベジサラダ
フレッシュな野菜を目の前で自家製の”人参ドレッシング”で味を調えてからテーブルへ!白ワインビネガー、あぐにの塩、ホワイトペッパー、オリーブオイルをミキサーで混ぜ合わせ、ローストした胡桃を和えた野菜の上から掛けて戴きます。
日光生湯葉の盛り合わせ
湯葉豆腐の湯葉包み旨出汁あん、とろ湯葉と分葱の酢味噌和え、板寄せ湯葉の刺身の3種類をお楽しみください。湯葉豆腐を更に湯葉で包み鰹出汁の餡で戴くものや、酢味噌で戴くといった初めて戴く料理が並びました。
海老のピリ辛揚げ
殻もカリッと揚げられており、身のプリプリ感との食感の妙を楽しむ料理です。 ピリ辛の味付けが酒のお供にも最高の一品です。
那須鶏の唐揚げ
モモ肉、胸肉、ササミの各部位の食感の違いが旨さです。サックリ揚げられた那須鶏は、旨味がギュッと詰まり
歯応えがある肉質でとっても美味い。付けあわせのコチュジャンで戴きます。
鮪のカマの揚げ焼きおろし煮
鮪のカマは旨味と脂分のバランスに優れています。 一度揚げて旨味を閉じ込めてから焼き上げ、大根おろしで仕上げます。カマは事前に解されており、箸でも簡単に戴けるように配慮されていることから、女性客にも人気だとか。脂ののったカマを大根おろしと柚子胡椒で戴きますが、絶妙なバランスでアッサリ感を演出。
石の蔵美味豆腐
茨城県大子の濃厚な豆乳を、石垣島産の本ニガリで寄せました。とにかく味が濃い。豆腐というよりデザートとしても通用するほどの甘みが印象的な逸品です。
鰻の豆乳ドリア
癖のない鰻の蒲焼きを、豆乳クリームでドリア風にしました。鰻の蒲焼、豆乳のホワイトソース、そしてチーズといった 組み合わせが合うのだろうか?と思ったのですが・・・・・これが絶品の美味さでした^^ そのまま戴いてもいいのですが、名古屋の”ひつまぶし”の様に、出汁を掛けてお茶漬けの様にして戴くと風味満点です。濃厚なチーズと豆乳のクリーム、鰻の蒲焼のコラボレーションをお楽しみ下さい。
豆乳レアチーズケーキ
フレッシュなクリームチーズと、豆乳の風味が活きている和風チーズケーキです。
和風抹茶ティラミス
抹茶の高貴な香りと、マスカルポーネチーズの相性が抜群の人気デザートです。
ちなみに、今日のお料理のお値段をお教えしちゃいますね。
(1)エビベジサラダ ¥750 (2)炙り野菜 ¥750 (3)濃厚な豆乳で作った寄せ豆腐 ¥580 (4)日光生湯葉の盛り合わせ ¥800 (5)エビのピリ辛揚げ ¥580 (6)鮪のカマの揚げ焼きおろし煮 ¥900 (7)那須鶏の唐揚げ ¥850 (8)鰻の豆乳ドリア ¥900 (9)豆乳レアチーズケーキ ¥500 (10)和風抹茶ティラミス ¥500
びっくりでしょ?!
では、続いて店内の雰囲気をお楽しみ下さい^^
素敵な空間が広がります。
ちなみに、ランチは10種類の中からお好きな主皿を選び、前菜・デザートはお好きなものをチョイスする「ビュッフェコース」と、個室利用が可能な「ランチコース」があります。午後の時間はカフェタイムとなり、創作的なデザートを美味しい飲物と一緒に楽しめます。また、店内にはショップもあり、様々な作家の陶器やガラス器、木製品などの手工芸品をはじめ、雑貨そして食品まで特色のあるアイテムが並んでいます。ディナータイムは、5つのコースと約50種類のアラカルトがあり、和食をベースとしながらも、料理長さんの「遊び心」を織り込んだ創作料理を楽しむことができます。
最後にオーナーの上野さんが語る「石の蔵」の魅力について・・・・・
「うちならではの魅力というんでしょうか、日本中どこを切っても”金太郎飴”みたいだとつまらない。そこだけの魅力って発見したいですよね。我々が旅をするのも、普段と違うものを体験したいから行くのと同じように、宇都宮に来て他にないものとか、ここだけで味わえる料理だとか、雰囲気だとか、サービスとか・・・・・俗っぽく言うと”Only One!”を求めて頑張っていきたいと思っています。」
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《お店情報》
石の蔵
住 所: 宇都宮市東塙田2-8-8 TEL 028-622-5488
営業時間: ランチ 11:30~14:30
ディナー 17:30~22:30
カフェ 14:00~17:30
ショップ 11:30~22:30
定休日 : お問い合わせください。
HP :http://www.ishi-no-kura.jp
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《推薦者情報》
石の蔵を推薦していただいたのは、株式会社村上の増渕千恵子さんです。
《増渕さんからの推薦コメント》
大通りから少し入った古くからの住宅街。駅前を流れる田川沿いにひっそりと佇む隠れ家レストラン。
昔、食品会社の倉庫だった大谷石蔵を改装して、当時の雰囲気を残しながら現代風に改装されました。歴史を感じられる素敵な空間と雰囲気の中で、地産地消に拘ってその食材の楽しみ方を様々なアイディアで お客様に提案しています。
オシャレな小物も展示してあり見ているだけでも飽きないかも・・・宇都宮にはこんな素敵なレストランが隠れています。
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《取材情報》
取材日 2011年10月7日(金)
取材者:村上、門田見、三和、益子、松﨑