みなさんこんにちは、これトチ!です。
建築家・隈研吾氏作品巡りの最後となる今回は、那珂川町馬頭広重美術館内に併設のギャラリー&カフェ “JOZO CAFÉ 雪月花 by HARUKOMAYA”さんをご紹介いたします。
美術館を南北に貫通する細長い広場(外部歩道)「広重街道」を進むと、正面右側が美術館の入口、左側が今回のお目当て “JOZO CAFÉ 雪月花 by HARUKOMAYA”さんです。
お店の中に入ると、左側がギャラリー、右側がカフェになっています。
床の石はもちろん、芦野石。隈研吾氏設計の建物に、松本民芸家具、北欧デザインの家具がとてもマッチしており、温かい空間を作り出しています。
また、ガラス越しに見える、竹林と山の木々が最高の演出となり、優雅なひとときを過ごすことができます。
ギャラリーでは、全国から集められた陶器、漆器等の他、天然醸造味噌や沖縄県産の塩、お店で使われている調味料などが販売されています。
実は、こちらのカフェは、大正時代から続く天然醸造味噌の老舗「はるこま屋」さんの直営店です。
那珂川町の町おこしに役立ちたいと、はるこま屋四代目の五月女清以智社長が始められたカフェなのです。
それでは、お料理のご紹介です。
やはり、“八溝地域”ということで、地元八溝産の手打ち蕎麦がいただけます。
良質な蕎麦が採れることで知られる那珂川町健武太郎産の在来種を使用しています。
●ごぼう天おろしそば
ごぼうのバラ天を大根おろしと冷汁でいただきます。
●栃木しゃもそば
小鉢の茄子にかけられているのは、はるこま屋さんご自慢のお味噌です。
●秋茄子そば(季節限定)
秋茄子、鶏肉、長ネギ、しめじが入っており、温かいつけ汁でいただきます。
続いてご紹介するのは、カレーです。
気になるのは、メニューに出てくる「石垣島」の文字。
実は、五月女社長が、雑誌の編集者をされていた頃、沖縄と縁があります。そこで、はるこま屋が沖縄県石垣市で展開している人気の「いしがきカリー」をメニューに取り入れているのだそうです。
●いしがきかりー
石垣島産黒毛和牛を使用したカレーです。
“こうれーぐす”(島とうがらしを泡盛に漬け込んだ沖縄県の調味料)を使って自分の好みの辛さに調整できるのが嬉しいです。
●なすとりかりー
国産若鶏のモモ肉が、どーんと1本!付いてきます。
厳選されたコーヒーの他、薬草茶、地元の果物を使った生ジュースやスムージーなど、飲み物にもこだわりをみることができます。
また、デザートが季節によって変わるのも、楽しみの一つ。
●ブルーベリーヨーグルトスムージー
益子町の農園のブルーベリーが使用されています。
●雪月花スペシャルブレンド
ネルドリップで淹れられています。カップだけではなく、ミルクや砂糖の器、ネルを置く器も漆器になっています。
●抹茶(お菓子付)
今回の甘味は、お野菜だんごでした。白玉(くるみあん)、よもぎ(小豆あん)、にんじん(黒ゴマあん)から好きなものを選ぶことができます。
(季節によって内容は変わります。)
今回の取材に対応いただいた、店長の五月女真理子さん(写真左から2番目)と那珂川町商工観光課の大金課長(写真右端)を囲んで。
お店で使われている食材(野菜、そば等)は、ほとんどが地元のものを使用し、お味噌やお醤油などの醸造食品も国産の原材料を使用し天然醸造された無添加のものを使っているそうです。
身体の細胞が喜んでくれるような食べ物を提供したい、メニューに合わせたこだわりの器による演出で普段とは違う時間を楽しんでいただきたい、という優しい想いが詰まったお店です。
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≪お店情報≫
“JOZO CAFÉ 雪月花 by HARUKOMAYA”
住所 那須郡那珂川町馬頭116-9 馬頭広重美術館内
電話 050-5207-8500
営業時間 11:00~16:00
(食事の提供は、平日11:45~14:00、土日祝日11:30~15:00)
休業日 美術館の閉館日、金曜日
席数 24席
ホームページ http://www.jozocafe.com/
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≪推薦者情報≫
「JOZO CAFÉ 雪月花 by HARUKOMAYA」さんをご推薦していただいたのは、株式会社酒井建築設計事務所の、酒井誠さんです。
≪酒井さんからの推薦コメント≫
隈研吾氏の建築にも負けないくらいにこだわりのカフェ!
美術館に併設するカフェの中でも、かなり上位に位置する、であろうカフェ! !
このカフェを知らずしてこの那珂川町馬頭広重美術館を語るなかれ、のお店です!!!
こちらのカフェを目的に来ていただいても価値のあるカフェですので皆様是非!!!!
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≪取材情報≫
取材日 2013年10月23日(水)
取材者 酒井・浅沼・吉澤・黒﨑・松﨑