みなさんこんにちは、これトチ!です。
今回は、栃木県屈指の名門ゴルフ場“日光カンツリー倶楽部”さんをご紹介いたします。
開場は、1955年(昭和30年)4月3日。その3年前の1952年夏に、栃木県初の民選知事、小平重吉栃木県知事と日光市(旧今市市)出身で中央財界の重鎮加藤武男氏により、当時外国人向けの避暑地として賑わっていた金谷ホテルで日光ゴルフ倶楽部設立の要綱が話し合われたのがはじまりです。
当時の日光は、すでに多くの外国人が訪れ国際観光都市となっていたこともあり、日光の発展を想う地元のリーダーの方々によって誕生したゴルフ場です。
設計は、名匠井上誠一氏。
コース中央にクラブハウス、上流側にアウトコース(9ホール)、下流側にインコース(9ホール)となっています。機械が入ることができなかったため、池は無く、バンカーは36と少なめです。
しかし、一見平坦に見えるコースは、敷地内高低差55m、全コースにわたり2%の微妙な勾配となっており、実は傾斜しています。プレーヤーが錯覚を起こす巧みなレイアウトが施されているのです。
横に伸び空中のハザードとなっている松の枝、ショットを曲げて入れてしまうと簡単には出せない松林、グリーンの難しさが際立つフェアウェー(もっこなどを使った手作りの起伏)、人工の障害物ではなく、自然が障害物となっているため、その時によりコースが違う印象となります。
時間とともに変化する自然を取り入れたのは、自然の奥深さを理解しているからこその匠の技であり、その難しさがプレーヤーにラウンド後もまた挑戦したいと思わせるコースとなっているのです。
数少ない社団法人制の倶楽部でもあり、平成15年に日本オープンが開催された他、平成24年11月には北関東シニアオープンが開催されています。
それでは、クラブハウスからのご紹介です。
クラブハウス
歴史を感じさせる木造のクラブハウス
フロント
ロビー
談話室
日光カンツリー倶楽部の創設にご尽力された方々の写真が敬意を表し一角に飾られています。
クラブチャンピオンボード
売店
パーティールーム
次に、食堂と昼食のご紹介です。
食堂外観
食堂内
テラス
昼食のメニューが季節によって変わるのも魅力の一つです。
特におすすめの3品をご紹介させていただきます。
●霧降高原牛の鉄板焼き 1,575円
ブランド牛肩ロースをおろし醤油ソースでいただきます。
●純手打ち小百田舎ざるそば御膳(天ぷら、稲荷寿司付き) 1,365円
地元産そば粉を使用したそばに、天ぷらと稲荷寿司が付いています。
●豚ロースカツカレー(50年カレーのカツカレー) 1,313円
脂身の少ない柔らかロースカツとオープン以来の老舗の味であるカレーを同時に楽しめます。
最後に、コースと宿泊施設のご紹介です。
1番ホール
9番ホール
季節毎に違う表情を見せる、男体山をはじめとする日光連山の景観は本当に素晴らしいものです。
日光の四季とプレーを満喫しながら、その素晴らしさをお確かめ下さい。
宿泊施設のロッジは、2010年10月7日にオープンしたばかり。全室コース側の2階建で、シングル28部屋、ツイン2部屋(1階1部屋、2階1部屋)となっています。
ゴルフ場で目覚める朝は、ゴルフファンには至福のひとときですね。
プレーは、平日はメンバーの紹介、土日・祝日はメンバーの同伴が必要となります。ゴルフ場で提携しているホテルに宿泊の場合は、予約が可能となっております。
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≪ゴルフ場情報≫
“日光カンツリー倶楽部”
住 所:栃木県日光市所野2833
電 話:0288-54-2128
コース案内・プレイ概要などは、ホームページhttp://www.nikkocc.or.jp/にてご確認願います。
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≪推薦者情報≫
「日光カンツリー倶楽部」さんをご推薦して下さったのは、日光カンツリー倶楽部のメンバーでもある、株式会社奴寿司の藤咲光司さんです。
≪藤咲さんからの推薦コメント≫
井上誠一氏設計による屈指の18ホール。赤松の横に伸びた枝がハザードとなり、手作りコースならではのアンジュレーションのあるフェアウェー。そして芽の強いグリーン。その戦略的なコースの深さこそ日光カンツリーの個性でもあり、面白味でもある。1番ホールの男体山を一望にながめながらのティーショットは圧巻!!
昼食も日光ならではのお勧めメニューもあり、これがまた美味い。プレー料金はちょっと割高ではあるが、日本でも10本の指に入る価値観をぜひ一度味わってみてください。
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≪取材情報≫
取材日:2012年11月12日(月)
取材者:藤咲