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栃木県内のみならず、そば通が全国から訪れる有名店! ”甜喬屋 源平”

Posted by これトチ! : 2012年11月29日


みなさんこんにちは、これトチ!です。

今回ご紹介するお店は、日光市木和田島にあるお蕎麦屋さん「甜喬屋 源平」(てんきょうや げんぺい)さんです。

栃木県内のみならず、そば通が全国から訪れる有名店です。

「甜喬(てんきょう)」とは、甘くて香り高いという意味で、お店のご主人は、元和食職人とのこと。

お店を始める前は、そばを食べたことが無かったそうですが、全国の蕎麦屋や粉屋に足を運び、本を読み漁り徹底的に研究し、後は勘を頼りに我流で現在のそばにたどり着いたとのことです。

早速料理を出していただきました。

●蕎麦がき・白(840円)

●蕎麦がき・黒(840円)

蕎麦がきは、白と黒の2種類があります。

白は少し滑らかな食感、黒は粗挽きでそばの香りが強く、ねぎとわさびを入れたたれをつけていただきます。
この美味しさはそばに対する期待感を膨らませてくれます。

そばは、10割、粗挽き、月輪(がちりん)、をいただきました。
どのそばも甲乙付け難く、個人の好みになるのではないかと思います。

●10割蕎麦(もりそば…普通盛り945円)【15食限定】

想像を超える滑らかさがあり、これまでの蕎麦に対する概念が覆されました。

●粗挽き蕎麦(鴨ざるそば1,417円)

甘皮が入っており、そば本来のよい香りがする逸品です。
鴨ざるの汁は鴨の旨みが凝縮しており、柔らかな大きめの鴨がごろごろ入っておりました。

●月輪(がちりん)蕎麦(もりそば…普通盛り945円)【15食限定】

興味深いネーミングの「月輪」。
日光市にある泉福寺の住職の命名とのことで、純粋・素直・自分自身を意味する言葉とのこと。

コシがあり、香りも豊かで甘みもあり、そばの粒を感じさせる逸品です。
つゆは、そばの甘みを感じることが出来るよう まろやかでかつキレのあるものです。

●天婦羅盛り合わ(4名用1,575円 2名用840円)

からっと揚げられた天ぷらはボリューム感たっぷりで、素材の旨みが閉じ込められたものでした。

●豚軟骨煮込み(420円)

オリジナルの煮込みはとても柔らかく、お店に置いてある店主がこだわりぬいて集めた銘酒がつい欲しくなります。

今回の取材に対応いただいた、店主の高原様と奥様です。

ご夫婦二人で営業されています。

店主は、毎朝4時半に起床し、そば打ち、つゆ造り、天ぷらの準備などをされているとのこと。
そばづくりの修行に訪れる人もいるそうですが、抜群の風味とコシのある歯ごたえたっぷりのそばを打つのは容易いことではなく、なかなか続ける人はいないそうです。

「粉」「碾(ひ)き」「水」「打ち」「茹で」「汁」へのこだわりが十分すぎるほど伝わってくる取材でした。
栃木県の有名そば店「甜喬屋 源平」へぜひ足を運んでみてください。

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≪お店情報≫

“甜蕎屋 源平” (てんきょうや げんぺい)
住   所:日光市木和田島2505-4
電   話:0288-26-4675
営業時間:11:00~15:00(売り切れる場合がございます。ご容赦ください。)
定休日 :月曜日(祝日の場合は営業、翌火曜日が休業)
駐車場 :7台
ホームページ  http://park2.wakwak.com/~genpei/

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≪推薦者情報≫

「甜蕎屋 源平」さんをご推薦して下さったのは、株式会社あしぎん総合研究所の伊沢正吉さんです。

≪伊沢さんからの推薦コメント≫

店主の蕎麦へのこだわりから作られる逸品を是非、多くの方に食して頂きたくご案内するものです。
登山をする人は「山をやる」と言い、剣の達人は「○○流派を使う」と言う。
今回、紹介する蕎麦店主はさしずめ「源平流を打つ」と表したい。

蕎麦本来の甘み、香りを如何に引き出すかにこだわり、あえて、そば粉は驚くほど粗く引く。しかし、それは蕎麦のつなぎ、喉ごし、舌触りを極めて難しくすることでもある。
相反するものを卓越した技でバランス良く創り上げることこそ「源平流蕎麦打ち」の独自性であり真髄であろう。

もちろん、そばを創る所作は要領よく隙が無い。
その雰囲気は、厨房という合戦場に真剣勝負で挑んでいる武士の様な緊迫感さえ感じる。
出来上がった蕎麦は小気味よいほど洗練されており、食するのが惜しくなるほどの逸品である。

蕎麦の種類は豊富で好みもそれぞれであるが、私は「月輪(ガチリン)」と言う名の蕎麦を特に好んで食している。「月輪」とは近所のお寺の住職が名づけ親で「純粋、完全、完璧な心・様相」と言う意味の宗教用語とのこと。正に、蕎麦に対して真摯な態度で臨む姿勢を表現しており、ドンピシャのネーミングである。

特徴は歯ごたえ、甘み、香りの点にあり、通常の蕎麦と比較すると格段にインパクトがある。名前の由来や、出来上がるまでの工程を想像しながら食すると一味も二味も違ってくる。
また、一度目よりは二度目、三度目と回が増える程に味わいも深まる、奥の深い蕎麦である。

本物志向の舌にも十分満足頂ける名店だと思います。是非ご堪能下さい。

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≪取材情報≫

取材日:2012年8月3日(金)
取材者:三和・伊沢・村上・黒﨑・松﨑

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