これトチ!

来てみたら住みたくなった栃木県! 魅力いっぱい 栃木県のおすすめ情報blogこれがトチギだ!(これトチ!)

  • ごあいさつ

    公益社団法人 栃木県経済同友会が自信を持ってお薦めする、栃木の情報blog「これトチ!」です。

    このblogに掲載されている情報は、全て経済同友会の会員と、同友会会員企業に勤務されている社員の皆さんから推薦いただいたところをピックアップして、地域振興委員会のメンバーが実際に訪問し、見て・味わって・体験し・確認した本物の情報です。
    私達が絶対の自信を持ってお届けする、栃木県の生情報ですので安心してご利用下さい。

  • 2014年6月
    « 5月   7月 »
     1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    30  

建築家・隈研吾氏シリーズその3 ”那珂川町馬頭広重美術館”

Posted by これトチ! : 2014年6月12日


みなさんこんにちは、これトチ!です。

建築家・隈研吾氏の作品巡り、3回目の今回は、“那珂川町馬頭広重美術館”をご紹介いたします。

那珂川町馬頭広重美術館は、浮世絵師・歌川広重の貴重な肉筆画を中心とした美術館です。
「馬頭広重美術館」と書かれた下に、「青木コレクション」の文字が。

01DSCN0215

青木コレクションは、栃木県熟田村(現在のさくら市)狭間田に生まれ、戦前佐久山町(現大田原市)で肥料商を営んでいた故青木藤作氏が大正から昭和初期にかけて収集したものです。
その貴重なコレクションが、平成9年2月に青木藤作氏の遺族から馬頭町(現那珂川町)に、寄贈され、美術館が設立されることになったのです。

その広重の世界観を建物で表現したのが、建築家・隈研吾氏です。
隈氏の作品の中でも比較的初期の作品で、広重の作品にある「雨」をイメージしてデザインされています。
美術館は、「広重の芸術と伝統を表現する伝統的で落ち着きのある外観」をコンセプトに、自然豊かな那珂川町の景観に溶け込むよう、ゆったりとした平屋建てに切妻の大屋根を採用したのだそうです。

美術館全体は、地元産の八溝杉による格子(ルーバー)に包まれており、光の入り込み具合でさまざまな表情を見せてくれるのが特徴です。

02DSCN0224

雨の縦の直線を杉材で表現されています。杉材は縦格子状に組み、横にスチールバーを通すことで強度を保っており、そこには究極の美学が存在します。

03DSC_6367

天井内部をよく見ると、鉄骨の梁が見え、鉄骨造の建物であることが分かります。

04DSC_6389

この屋根を実現するために、杉材を不燃化する必要があり、杉材全体に薬剤を浸透させるための対策にとても苦労されたそうです。

05DSC_6381

内装には、地元産材がふんだんに使用されています。
床等に使われている石は、地元の芦野石。壁には、烏山和紙が使用されています。写真左の和紙の後ろに薄いプラスチックシートを被せることで、破れるという弱点を克服しているのだそうです。写真右の杉材には、烏山和紙が巻かれており、柔らかな光が神秘的で幻想的な空間を演出しております。

06DSCN0188

こちらにも隈氏のデザインしたベンチがあり、建物と同じように格子(ルーバー)をモチーフとして、座面と背もたれも格子でできたベンチになっています。

07DSCN0207

オープンギャラリーからの眺望も「重要な展示品」となっています。自然豊かな山、美術館と山の間にある、竹林と庭。その美しさから、撮影に使われることもあるそうです。

08DSCN0187

ミュージアム・ショップでは、広重のグッズの他に、小砂焼など那珂川町の特産品も購入できます。

09DSCN0193

今回の取材にご協力いただいた、那珂川町馬頭広重美術館の市川館長(写真右から3番目)と那珂川町商工観光課の大金課長(写真右端)を囲んで。

10DSCN0210

こちらの美術館には、約4,300点の作品が所蔵されているそうです。
浮世絵は非常にデリケート。その貴重な文化財を良い状態で展示・保存ができるよう、照度や展示期間を制限するなどしているそうです。そのため、浮世絵の展示期間は短いものとなっていますが、それが多くの作品との新たな出会いに繋がるのです。

今回お伺いした「那珂川町馬頭広重美術館」は、完成して十数年経ったことで、杉材の変色が見られましたが、それが一段と那珂川町の豊かな自然と調和し、さらに広重の世界を感じることができる建物となっていました。

次回は、併設のギャラリー&カフェ“JOZO CAFÉ 雪月花 by HARUKOMAYA”をご紹介します。
お楽しみに!

====================================================================================================================

≪施設情報≫

“那珂川町馬頭広重美術館”
住所    那須郡那珂川町馬頭116-9
電話    0287-92-1199
開館時間  9:30~17:00(入館16:30まで)
休館日   毎週月曜日(月曜が祝日の場合は火曜日)
祝日の翌日(ただし土・日曜日は開館)
展示替え期間(お問い合わせ下さい)
館内燻蒸作業期間
年末年始
※詳しくはホームページなどでご確認ください
駐車場   70台
ホームページ  http://www.hiroshige.bato.tochigi.jp/
入館料金  (企画展)一般500円  大高生300円
(特別展)随時料金設定
※団体割引(1割引)は20名より
※障害者手帳等をお持ちの方および付き添いの方1名は半額
※中学生以下の方は無料

====================================================================================================================

≪推薦者情報≫

「那珂川町馬頭広重美術館」さんをご推薦していただいたのは、株式会社酒井建築設計事務所の、酒井誠さんです。

≪酒井さんからの推薦コメント≫

㈱酒井建築設計事務所 酒井誠氏隈研吾氏の代表作とも言えるこの美術館は、大学時代の建築仲間も大勢見学に連れて来て喜ばれる建物の一つです。建築も素晴らしいのですが、その周辺環境との調和、また建物の裏庭、そして竹林など、何時間でも散策して楽しい場所です。
そうそう、浮世絵のコレクションも大変素晴らしいので皆様、是非ご覧下さいませ。

====================================================================================================================

≪取材情報≫

取材日   2013年10月23日(水)
取材者   酒井・浅沼・吉澤・黒﨑・松﨑

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中