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真岡木綿会館&岡部記念館「金鈴荘」で、真岡木綿の伝統と繁栄を知る。

Posted by これトチ! : 2014年2月20日


みなさんこんにちは、これトチ!です。

今回は、真岡市にある「真岡木綿(もめん)会館」と 岡部記念館「金鈴荘(きんれいそう)」をご紹介します。

真岡は、「真岡木綿」で栄えた城下町でした。現在は、木綿で財をなした豪商の屋敷がいくつか残っているだけとなっていますが、その屋敷等を見ると当時の繁栄振り窺い知ることができます。

ご紹介する「真岡木綿会館」と岡部記念館「金鈴荘」は隣接しています。
金鈴荘の見学は、真岡木綿会館のスタッフの方が行っているそうなので、見学を希望される方は、真岡木綿会館にお問い合わせください。

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それでは、真岡木綿会館からご紹介します

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真岡木綿とは、真岡市付近から茨城県下館市にかけて織られていた白木綿のことです。(現在は、真岡市で作られている木綿織物のことを指します)
かつて「真岡」といえば、そのまま木綿の代名詞として通用した時期があった程の隆盛を極め、江戸時代の文化・文政・天保の頃には年間38万反が生産されました。
丈夫で質が良く、絹のような肌触りの真岡木綿は大人気となり、当時の江戸の木綿問屋はこぞって真岡木綿を求め、木綿仕入高の約8割が真岡木綿であったという記録があるそうです。

しかし、開国による輸入綿糸流入などで衰退し、戦後になるとその生産はほとんど途絶えてしまいました。
その「真岡木綿」を復活させようと、昭和61年(1986年)に真岡商工会議所が中心となり「真岡木綿保存振興会」(当時)が設立され、真岡木綿が栃木県伝統工芸品に指定されました。
現在までの間に、織り手の方3名が栃木県伝統工芸士に認定されています。

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一度は衰退してしまった「真岡木綿」。しかし、明治中期から名古屋地方で輸入綿をつかった「真岡木綿」を模した機械織りが「岡木綿」と名付けられたことや、現在も手ぬぐいや浴衣の上等な生地を「特岡」と言うことからも、真岡木綿の質の良さ、人気の高さを知ることができます。

現在の真岡木綿会館で作られている真岡木綿は、綿(わた)の栽培から染色、機織りまで一貫して手作業により行われているのが特徴です。
真岡木綿の製作工程は次のようになります。

1.綿の種取り→ 2.糸紡ぎ→3.精錬(せいれん)→ 4.糸染め→ 5.糊付け→6.糸を木枠に巻く→7.整経(せいけい)→8.粗筬通し→ 9.男巻き(おまき)→ 10.綜絖通し→11.筬通し→12.小管巻き→13.機織り→ 14.糊抜き→ 15.乾燥・仕上げ
これらの工程すべてが手作業のため、仕上がるまでには時間がかかるそうですが、だからこそ多くの人を魅了する質の良い真岡木綿が出来上がるのです。

収穫期の綿花

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館内には、国内産の綿とアメリカ産の綿の展示などもあり、その違いを知ることができます。

木綿商品の一例です

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真岡木綿で作られたドレスや着物、赤穂浪士討ち入り衣装の羽織を再現したものなどが展示されています。
真偽の程は定かではありませんが、「赤穂浪士の討ち入り装束は真岡木綿製だった?」と、茶飲み話として語り継がれているとか。

●生産・見学工房

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「生産・見学工房」では、職人さんの技術を間近で見学することができます。

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現在、真岡木綿会館には、県伝統工芸士3名を含む16名の機織り技術者が在席されているそうです。

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一日に織れる長さは、無地なら約1m50㎝、柄が入っているものだと約1mになるそうです。

真岡木綿会館では、工房見学のほかに、簡易の機での織り体験や染色体験をすることも可能です。

真岡木綿の商品は、同じ敷地にある「真岡市物産会館」(震災の影響により仮店舗で営業中)でお求めいただけます。
こちらは、「真岡市観光案内所」も兼ねておりますので、是非ご利用ください。

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真岡木綿の小銭入れや箸置きをはじめとした日常品やおみやげ品の他、真岡市の特産品、「マイネームイズモオカ」の文字が入ったTシャツ、SLグッズなどが取り揃えられています。

続いてご紹介するのは、岡部記念館「金鈴荘」です。

真岡木綿会館の奥に、岡部記念館「金鈴荘」はあります。

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建物が栃木県指定有形文化財(平成12年1月14日)に、周囲の石塀が真岡市登録文化財(平成13年2月28日)に、それぞれ指定及び登録されています。

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岡部家は、初代当主松兵衛氏が、江戸時代末期に宇都宮の鈴木呉服店からのれん分けをして、現在の荒町に鈴木屋岡部呉服店として開業しました。その後、代々稼業を発展させ、郡下1、2の多額納税者となるとともに、広く慈全事業を行い、公共施設の建設に際し多額の寄付をする等、真岡市の発展に大きく貢献したのです。

建物は、明治中期に二代目岡部久四郎氏(創業者から数えると三代目)が建築部材を長年にわたって集め、大工、指物師は出入りの職人を3年間東京で修業させ、十年余の歳月を費やし建築したと言われています。

建物は、木造の2階建で、徹底した防火土蔵造になっています。

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建築後は、岡部家の別荘として、関係者の接待や呉服の展示会場として使用され、昭和27年から昭和63年まで割烹料理店「金鈴荘」として利用されていました。
割烹料理店「金鈴荘」の閉店後は、近代百年の歴史と文化の遺産として後世に引き継ぐために、真岡市が借受け保存管理を行っていましたが、平成13年1月に岡部呉服店から真岡市に寄贈され、現在は無料で一般公開されています。

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玄関の広さ、柱、梁、廊下の木材は圧巻です。

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部屋名を書いた札から、割烹料理店時代の名残を見ることができます。
来館される方の中には、割烹料理店時代に訪れたことがある方もいて、当時の話を懐かしそうにしてくださるのだそうです。

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部屋の中で神聖な場所とされている床の間が、それぞれの部屋にあります。また、一見素朴に見える床の間全てに、「唐木三大銘木」と言われる、紫檀(したん)、黒檀(こくたん)、鉄刀木(たがやさん)の最高級の唐木が使用されています。
どのお客様も一番いい部屋にお通しするという、岡部氏の“おもてなしの心”から、このように造られたのだそうです。

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襖の枠にも紫檀、黒檀、鉄刀木の唐木が使用され、襖紙は絹下地に金箔が五層施されています。通常は、1~2層程度(五層施されているのは珍しい)ということですので、とても贅沢な造りであるとともに、技術的な面からも貴重なものであることが分かります。

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岡部家は、学問好きの家系で、先進的な考え方を持ち、加えて美術にも造詣が深く、画家等への支援も行っていたそうです。
内部にある書画骨董類は、真岡出身の矢橋天籟(やばしてんらい)の他、この地方に縁の深い作者のものが多く、矢橋天籟や高久靄崖(たかくあいがい)の掛軸や額、佐竹永陵(さたけえいりょう)の襖絵山水画、宇都宮藩家老の藤田素堂(ふじたそどう)や県六石(あがたりくせき)の天袋・地袋絵や金屏風等、文化財として価値ある作品が数多くあります。

廊下の梁に使用されている17.5mの杉柱は、根元の部分も先端の部分もほとんど太さが変わらないそうです。

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この杉柱を運ぶ際、角を曲がるのに邪魔な家は取り壊して通過したと伝えられているのだとか。岡部家の隆盛振りを窺い知ることができます。

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日本家屋特有の急な階段です。割烹料理店時代は、料理や酒を2階に運ぶのに大変苦労されたとか。

2階は、1階とほぼ同じ間取りとなっています。

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2階の部屋には、芭蕉布が使われた襖もあります。

ガラスは、建築当時からのもので、歪みがあるガラスです。震災にも耐えたそうです。

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二階廊下から眺めた池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)[1,600㎡]

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庭園周囲には、現在は生産されていない地元の「磯山石(別名:大島石)」を使用した石塀をめぐらしています。

有島武郎の小説「或る女」の女主人公「草月葉子」のモデルといわれている、佐々城信子さんが晩年(1925年~1949年)を暮らしていたところでもあります。

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平成25年4月からは、佐々城信子さんが過ごしていた部屋も公開されています。

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今回の取材にご対応いただいた、真岡木綿会館の谷田部館長です。
見学の際は、谷田部館長をはじめスタッフの方に案内していただけるそうです。
訪問の際は、声を掛けてみてください。
きっと素晴らしい日本の文化に触れることが出来ると思いますよ。

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≪施設情報≫

“真岡木綿会館”
住所    真岡市荒町2162-1
TEL   0285-83-2560
開館時間  10:00~17:00(入館は16:00まで)
入館料   無料
休館日   毎週火曜日(祝日の場合はその翌日)
ホームページ  http://www.mokamomen.com

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≪施設情報≫

“岡部記念館「金鈴荘」”
住所    真岡市荒町2162
TEL   0285-83-2560(真岡木綿会館)
0285-83-7731(真岡市教育委員会 文化課 文化財係)
開館時間  10:00~16:00(入館は15:00まで)
入館料   無料
休館日   毎週火曜日(祝日の場合はその翌日)
ホームページ  http://www.city.moka.tochigi.jp

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≪推薦者情報≫

「真岡木綿会館」と岡部記念館「金鈴荘」をご推薦していただいたのは、株式会社エイムの、生方玉也さんです。

≪生方さんからの推薦コメント≫

D2X_0054写真(生方)「真岡木綿会館」と岡部記念館「金鈴荘」は、共に素晴らしい日本の文化を伝え、体験することが出来る貴重な施設です。
二つは隣り合わせた立地になっています。皆さん、時間を作って日本の建築文化、木綿文化に触れてみませんか。

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≪取材情報≫

取材日   2013年7月11日(木)
取材者   生方・黒﨑・松﨑

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